はじめまして。山口さんとメール縁!をいただいている久米と申します。
本業はTシャツのメーカーでありますが、趣味が講じて「週刊T−人」というTシャツ専門のe-zineを発行しております。これは、今のところ、ほとんど私1人で、机の上のパソコン1台、NET64の回線一本だけで切り盛りしておりますので、SOHOの一種になるかもしれません。
まだ趣味の域を出ておりませんが、このSOHO的展開?のおかげで人生が楽しく豊かに感じられるようになりました。そこに、記事を書いてくださっているのは、週刊ファッション情報の井上さんや、イージーの岸本さん、通販大好きのらむねさんなど、まさにSOHOの雄!の方々です。どなたともネット上で知り合ったのです。ありがたいことです。
ただ、思い返しますと、私がSOHOや、ネットワークで広がる新しい縁について気づいたきっかけは、実は、このホームページからさかのぼること2年、ふとはじめた同報メールでありました。
●インターネットの神髄?は電子メール
インターネットと言うと、すぐホームページを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、実は一番楽しいのは電子メールではないでしょうか?。それも、ふだんは接点の少ない「メール縁者」の方々との、商売抜きの交流が一番です。
「生涯に出会ってお付き合いする人の数は意外なほど少ない」というお話をお聴きになった方も多いのでは.....。そんな、時間や空間のカベを超えて、広く深くお互いの知恵と心を照らし合うのに、電子メールがとても良いのです。 電子メールは、一見冷たい文字の羅列ですが、驚くほど心が伝わります。顔を合わせていないからこそ深く語り合えるのは、とても不思議です。
●同報mails「縁尋奇妙」
今、私は、毎日300人ぐらいの「縁者」の方に、非営利にして無目的?の同報メールをお送りいたしております。
もともと、3年ほど前に、私が社内幹部向けに日記を送りはじめたのがきっかけでした。ところが、勉強会や講演などでご一緒した方などにもお送りしているうちに、お友達を紹介していただいて、どんどん輪が広がっていきました。今では、メール縁者の約半分は、お会いしたことが無い人や初対面限りの人です。北海道の人もワシントンや北京の人もいます。
この広がり方があまりに「不可思議」なので、不遜にも安岡正篤先生の有名な言葉を一字ひねって「縁尋奇妙」と名づけました。
●「雑メール」の喜び
その顔ぶれは、まさに老若男女、60代から10代まで幅広く、企業経営者と新人社員、大学教授と学生..SOHOの主や、webmaster等々混在!しているのです。もちろん、所属団体の規模も業種もバラバラなのです。
こんな「雑多な集まり」がメールゆえ年齢も役職も関係なく発言するからこそ、なにげない「雑談」まで新鮮です。 日々顔を合わせる、会社、業界団体、ご近所、趣味の集まりでは、どうしても「似たもの同士」が集まって、話題も決まりきったものになりがちでありましょう。
ところが、ここでの話題は、難しい経済の講演録があったと思えば、イタリア旅行の失敗談があり、火星探査の話の後には、米国の電子商取引が話題になっていたりします。
なにしろ、テーマはありません。メンバーの方々が「これは面白い」
「役に立つ」「感動した」と思って寄せられたメールの集まりなのです。誰かの意見に触発されて、波紋のように議論が広がることもしばしばです。時には、ライバル会社の人同士が、仲間として摯に自分たちの情報を交換することさえあります。
●メールで癒し?
私自身そうなのですが、SOHOで頑張る個人事業主であれ、中小企業の社長であれ、商売を続ける以上は、クールな判断の連続で、ついつい孤独になりがちではないでしょうか?そんな時、タテマエや理屈抜きで、本音で語り合う仲間と場があるのはありがたいことです。
どうも、顔が見えないから、深夜に画面と向かい合うから、自分で自分に語りかけるような文章になるようです。だから毎日顔を合わせる人よりも深い話になるのも日常茶飯事。お山の大将になりがちの私を叱ってくださる人がいるのもありがたいことです。
●草の根ネットがつながる日
こんな小さなネットワークでも3年も続けると思いがけない展開になるものです。
同じような試みをしているネット同士で情報交換がはじまりました。
例えば、元ニフティ常務の京増さんの支店長かわら版とは、お互いに素敵な情報をご紹介、転載しあっています。そんなお互い様ネットも両手で数えるほどになり、また新しい縁が広がって楽しいものです。
それから、今春から日経ベンチャーのホームページで、この「雑メール」のバックナンバーを「経営よもやま話」というコーナーでご笑覧いただけるようになりました。
そこをのぞいていただければ、電子メールが触媒になって面白いことが起きていることを実感いただけるのではないでしょうか?
ささやかな経験でのお話ですが、やはり最もアナログ的で心に響きやすい(ただし時に人を傷つけやすい)電子メールこそが、SOHOの人たちが外界?と継続的にコミュニケーションをとるための、最良のツールだと思うのでした。